現役面接官が教える|航空業界エントリーシートの書き方【保存版】 〜選ばれるエントリーシートの記載方法〜

現役面接官が教える|航空業界エントリーシートの書き方【保存版】 〜選ばれるエントリーシートの記載方法〜


目次

はじめに|航空業界のエントリーシートで悩むあなたへ

みなさんこんにちは。
現役で航空会社に勤務しながら、採用面接官も務めている私から、本日は
**「航空業界のエントリーシートの書き方」**についてお伝えします。

この記事を最後まで読んでいただければ、
航空業界の面接官に「おっ」と思わせるエントリーシートを作成できるようになります。
ぜひ最後までご覧ください。

▶︎ ※前回記事
「現役面接官が教える|航空業界の面接で合格する人の共通点」
では、面接官が何を見ているのかを解説しました。
今回はその前段階である「書類選考」を突破するための実践編です。


結論|航空業界のESで必ず意識すべき3つの要素

結論からお伝えします。
航空業界のエントリーシートには、どの航空業態にも共通して重視されるポイントがあります。

それが次の3つです。

  • 安全
  • コミュニケーション
  • 挑戦力

一見すると一般的に見えるかもしれませんが、
実はこの3要素がきちんと伝わる形で書けているエントリーシートは非常に少ないのが実態です。


なぜ航空業界のエントリーシートは「伝わらない」のか?

多くのエントリーシートが伝わらない理由は、主に次の2つです。

① 文章が多すぎて読み切れない

② 補正されたありきたりな文章で、記憶に残らない

ここから、それぞれ具体的に解説していきます。


① 文章が多すぎて読み切れない理由と対策

エントリーシートは「最初の数行」でほぼ決まる

エントリーシートは、まず「書類審査」というフィルターにかけられます。
人事部が見る場合も、現場部門が見る場合もありますが、共通しているのは
膨大な数のエントリーシートを短時間で確認しているという点です。

100件以上のエントリーシートを読むことも珍しくありません。
そのため実際には、

最初の数行で「読むか/流すか」を判断している

これがリアルな現場です。


書類選考を突破する黄金構成

エントリーシートは、次の順番で書いてください。

① まず結論を書く

(志望理由を一文で)

例(良い例)

貴社を志望した理由は、業界で最も国際展開を進めており、私の強みである留学経験を最も活かせると考えたからです。


② 次に根拠を書く

(なぜそう思ったのか)

貴社の「世界をつなぐビジネス」という方針には、国際文化への理解と、それをお客様に伝える力が不可欠だと感じています。私は学生時代にオーストラリアへ留学し、多民族国家の価値観に触れてきました。


③ 最後に裏付けを書く

(エピソード・成果)

留学後は家族から「日本人ぽくなくなった」と言われるほど価値観が変化しました。また、ワーキングホリデーでは家庭用洗剤のセールスを経験し、売上件数でトップの実績を残しました。


この程度の分量で十分です。
面接官は、結論で8割、残り2割で根拠と裏付けを見る感覚で読んでいます。


「本音で書くからこそ出せる”遊び心”」が記憶に残るエントリーシートを作る

ここで重要なのが、裏付け部分にあるような**少しの「遊び心=飾らない本音」**です。

「家族から“日本人ぽくなくなった”と言われた」

このような一文は、普通は書かれません。
しかし、この**「普通は書かない一文」こそが差別化**になります。


② ありきたりな文章が不利になる理由

多くのエントリーシートは、正直に言うと内容が似ています。
読んでいる側からすると、

「また同じことが書いてあるな」

という印象になりがちです。

その中で目に留まりやすいのが、

  • 有名大学
  • TOEIC高得点

といった分かりやすい実績です。


”本質的に”戦う

もし、これらの分かりやすい差別化要素がない場合、あるいはあったとしても
やはり本質的に戦うべきポイントは「人間味」です。

  • 素直さ
  • 本音
  • 失敗や葛藤

これらを、失礼にならない形で表現できているかが重要です。


エントリーシート例文|悪い例と良い例

❌ 悪い例(よくある)

貴社は安全運航を第一に考え、お客様に最高のサービスを提供している企業だと考えています。私もその一員として貢献したいと考え、志望いたしました。

▶︎ どの航空会社にも当てはまる/記憶に残らない


✅ 良い例(選ばれる)

私が貴社を志望した理由は、「安全」を守る文化が現場レベルまで根付いていると感じたからです。私は体育会系のアルバイトでミスをした際の先輩の温かいフォローと、再発防止にかける熱意を学びました。貴社には同じような文化があり、私もその一員として、安全を当たり前に守れる人材になりたいと考えています。

▶︎ 価値観 × 経験 × 航空業界の本質
▶︎ 「体育会系」・・・航空業界も一部体育会系な部分もあるから、なんだか気になる ←遊び心のある表現による効果


エントリーシートは「文字で表現するあなた自身」

エントリーシートとは、
**文字で表現する「あなた自身」**です。

多くの人に添削されすぎた文章では、
本当のあなたは見えてきません。

結果として、
「よく分からない人」
「他の人と同じ人」
と判断され、選考から外れてしまいます。


まとめ|選ばれるESの本質

  • 最初の数行に全力をかける
  • 結論 → 根拠 → 裏付けの構成
  • 少しの遊び心で人間味を出す
  • 素直な言葉で書く

これが、選ばれるエントリーシートの本質です。


✈️ 【番外編】グランドスタッフ志望|差別化型・黄金構成エントリーシートの記載例


① 結論|本質を捉えた文章で面接官の脳裏に印象付ける

例文①(結論)

私が貴社を志望した理由は、空港で働く方々の「忙しさの中でも安全と信頼に目を配る姿勢」に惹かれたからです。私もその一員として、お客様の安全と安心を支えながら、自分のなりたい姿への挑戦もしたいと考えています。

🔍 面接官視点

  • グランドスタッフ職の本質(安全×定時制×顧客対応)を理解している
  • 「忙しさの中でも目を配る」=現場を理解している
  • 抽象的な企業理念ではなく、行動ベース
  • 「自分のなりたい姿」・・・なんだろう??気になる

② 根拠|仕事理解+価値観(少し踏み込む)

例文②(根拠)

グランドスタッフの仕事は、笑顔で接客をすること以上に、限られた時間の中で正確な判断と関係部署との連携を行い、定刻運航と安全を守る役割だと考えています。特にイレギュラーが発生した際ほど、一人ひとりの判断と伝え方が空港全体に影響すると感じました。

🔍 面接官視点

  • 「笑顔だけじゃない」と分かっている
  • 安全・コミュニケーション・責任感がにじむ
  • GS理解度が高い

③ 裏付け|弱さ+行動+学び(ここが差別化)

例文③(裏付け)

私は人に頼ることが苦手で、アルバイトでも一人で抱え込んでしまうタイプでした。ある日、混雑時に対応が遅れ、お客様をお待たせしてしまったことがあります。その際、先輩に助けを求めたところ、状況はすぐに改善し、「もっと早く声をかけてよかったんだ」と気づきました。この経験から、忙しい場面ほど周囲と連携し、正確に情報を共有することが結果的にお客様の安心につながると学びました。チームで価値を届けられる社員になれるよう挑戦していきます。

🔍 面接官視点

  • 完璧じゃない自分を出せている=本心で挑んでいることがわかる
  • 改善点をしっかり捉えることのできる力と、成長プロセスが見える(航空業界において大事な事)
  • 現場向きの「素直さ」が伝わる。「組織で結果を出すことの大切さ」を理解している。
  • 挑戦している姿=困難を乗り越える力がありそう

🧠 面接官が「おっ」と思う理由(本音)

このESが他と違うのは👇

  • 成功談より気づき・挑戦が中心
  • ありきたりな文章でなく、本心が伝わる本音ベース文章
  • 「使えそう」ではなく
    👉 「育てたら伸びそう」

航空業界では、これがかなり大きな評価ポイントです。


❌ 逆に評価が下がりやすい表現

  • 「誰よりも努力します」
  • 「笑顔を大切にしています」
  • 「臨機応変に対応できます」

→ 何百回も見たフレーズです。


次回予告|航空業界に刺さる志望動機の作り方

次回は、
航空業界の面接官が本当に見ている
「安全・コミュニケーション・挑戦力」

この3要素を志望動機に落とし込む方法を、具体例付きで解説します。

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